已故日本科学史家大槻真一郎(1926–2016)的文集『西洋本草書の世界─ディオスコリデスからルネサンスへ』于2021年下半年在八坂书房出版,编者是博物学史、医学史研究者澤元亙。大槻真一郎是日本研究西方古代与中世纪博物学史、医学史的领军人物,在世时一直笔耕不辍,译注了希波克拉底、泰奥弗拉斯特、普林尼等人的著作,对西方早期博物学的主要知识传统有深入的了解。本书收集了大槻真一郎就迪奥斯科里德斯、泰奥弗拉斯特、普林尼和希耶罗尼穆斯·博克(Hieronymus Bock,1498–1554)所写的文章,勾勒了西方草药学的重要脉络。对于这一学术主题,东亚学界历来认识和探讨较少,本书可以作为一种重要的参考书。
原图书简介:
「もうひとつの植物学」の伝統を、写本や図譜を繙きつつ紡ぎ直す試み──生涯を通じてその研究に心血を注いだディオスコリデス『薬物誌』(紀元1世紀成)を中心に、古代ギリシアから近代まで連綿と受け継がれた「ギリシア本草学」の豊かな知的遺産の具体的なすがたを、硬軟自在の語りで生きいきと解き明かす。名著『ディオスコリデス研究』のエッセンスに、翻訳書(プリニウス/テオフラストス)の解説、晩年の雑誌連載を加えた新編集。ディオスコリデス「ウィーン写本」(6世紀)やH. ボックの本草書(16世紀)をはじめ、味わい深い図譜の数々をカラー図版でふんだんに紹介。
作者/编者简介:
– 大槻真一郎 (オオツキシンイチロウ) (著/文)
1926年生まれ。科学史・医学史家。明治薬科大学名誉教授。2016年没。 主要著書に、『人類の知の歴史』(原書房)、『科学用語語源辞典:独─日─英(ラテン語篇・ギリシア語篇)』『記号・図説錬金術事典』(以上、同学社)など。また主要訳書に、『ヒポクラテス全集』(編訳、エンタープライズ社)、ケプラー『宇宙の神秘』(共訳)、パラケルスス『奇蹟の医書』『奇蹟の医の糧』(以上、工作舎)、テオフラストス『植物誌』(共訳)、プリニウス『博物誌(植物篇・植物薬剤篇)』(監訳、以上、八坂書房)などがある。また没後、遺稿を再編して刊行された著書に、『サレルノ養生訓とヒポクラテス』『中世宝石賛歌と錬金術』『ヒルデガルトの宝石論』『アラビアの鉱物書』(以上、コスモス・ライブラリー)、『西欧中世宝石誌の世界』(八坂書房)がある。
– 澤元 亙 (サワモトワタル) (編集)
1965年生まれ。明治薬科大学・防衛医科大学非常勤講師。博物誌・医学書の古典翻訳に従事。